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コロポックルの視点 12 - トゲトゲ草が身を潜める草むら

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先日、多摩川の河川敷に行ったときのこと。
散策しながら草むらを歩いていたら、
ズボンや靴に、トゲトゲが沢山刺さっていました。

どうやら犯人はこいつのようです。
ビックリしたのは、ただ刺さるだけでなく、
刺さった後トゲトゲが絡みつき
軽く引いただけでは抜けないのです。
その高性能さに驚きました。

動物の毛にひっついて、種を遠くに運ぶ知恵なのでしょうが
このトゲができあがるのに、恐らく何千、何万年と時間をかけて進化したのでしょう。
くっつきが悪い種は淘汰され、より性能の良いトゲを持った種が生き残るのです。

自然界にあるあらゆるものが(もちろん人間も含む)、
長い長い年月をかけて作られた結晶です。
いつか、それらを壊さず、共存していける世の中を作れればなあ、と
ズボンと靴に刺さったトゲを抜きながら、ぼんやり考えました。


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シリーズ:コロポックルの視点


by inokumaphoto | 2009-11-12 23:57 | 木・花


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