写真は、無限に連続する景色のたった一瞬を切り取ったもの。 時間にして数百、数千分の一秒の光を記録する。 文章は、立体に複雑に展開する思考を一本の道に並べたもの。 一度に沢山のことを詰め込むことは出来ず、順序立てる必要がある。 いずれも、圧倒的な情報量を持つ現実から、 ほんの一部を抽出し、記号化し、情報として保持するための手段である。 この変換作業によって、沢山の情報を失うことになり、現実とは全く別物になる。 しかし、これは必ずしも劣化とは限らない。 写真や文章にすることによって、本物よりもリアリティを生むこともある。 現実が無限の情報量を持つとしたら、そこから抽出して創られるものの可能性もまた、無限大である。 ものづくりの楽しさの原点は、その自由さにあるのかもしれない。 シリーズ:HDRな日常
by inokumaphoto
| 2010-01-04 23:42
| 風景
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Photo By Inokuma
シリーズ物
百種類の花の写真に、花言葉を添えて紹介するシリーズ。絵手紙風。 「写真とタイトルだけで意味を伝える」がコンセプト。でも、ときどき文も書きます。 沢山の人が住み、日々進化し続ける街。そして、昔ながらの人情、古い町並みも残す街。そんな、複雑な都市、東京の写真を載せていくシリーズ。 当ブログの、冬の風物詩(?)です。冬のちょっと寂しい木々の写真にHDR加工を使って、不思議な世界を演出します。 HDR(ハイダイナミックレンジ)という画像処理を使って加工した写真。街中写真が中心。文章がちょっと小難しい。 秋の紅葉の写真を集めたもの。「紅」とありますが、黄色い紅葉写真も含みます。 水泡を含んだ蜘蛛の巣を撮るシリーズ。綺麗さ重視。 リバースアダプターという特殊な器具を用いて撮った写真。超マクロ世界。不思議さ重視。 紫陽花の写真を集めたもの。憂鬱なる梅雨の癒し。 ちょっとしたお気に入り写真を集めたもの。なぜか、あまり共感を得られません。 |
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