<   2009年 01月 ( 32 )   > この月の画像一覧


コバルトカンバスに描かれた蝋梅華

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雲一つ無く、澄み切った青い、青い、冬の空。

その壮大な美しさに魅入られて、

僕は、その一枚のカンバスを、カメラのファインダーで切り取った。

一本の蝋梅の枝を添えて。
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by inokumaphoto | 2009-01-31 14:04 | 木・花
名無し橋と矛盾律

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写真の橋は「名無し橋」という。
名前が無かったので、僕が付けた。

しかし、名前があるのに「名無し橋」はおかしい。
そこで、この橋を「名有り橋」に改名した。


これは、「無人島」にたどり着いたら、着いた瞬間に「有人島」になってしまうので
人は絶対に「無人島」にたどり着くことができない、というのと同じ理屈である。



物事を実行する前は正しいことでも、実行した後に対象の性質が変わってしまい
意味を成さなくなることが、まれにある。



…いずれにせよ、名前に自分自身を形容する言葉を入れると
ややこしくなってしまうので、気をつけようと思う。
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by inokumaphoto | 2009-01-30 20:44 | 風景
鉄色共同体に棲むキリンたちの黄昏

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写真に写っているクレーンは
工場の写真を撮る人の間の中で
その風貌から「キリン」の愛称で親しまれている。
こうして並んでいると、サバンナに棲むキリンの模型みたいで、
ちょっとかわいい。

工業地帯の、心のオアシス。



ふと、なんでこんなにキリンに似たんだろうと考えた。
やはり、動物のキリンの姿は力学的によくできており、
クレーンの形も効率を求めたら、自然とこの姿になったのだろうか。

…もし、設計者がキリン好きだった、という理由だったら素敵だと思う。
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by inokumaphoto | 2009-01-29 20:40 | 風景
天空つなわたり

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大空をまたぎ、一本の白い綱がかけられた。


急いで渡っちゃいけない。
足を踏み外したら、ただでは済まないから。

ゆっくり渡っちゃいけない。
いつの間にか、綱が消えているから。


チャンスをものにして、成功を収めるには
急いてはいけない。ゆっくりしてもいけない。
バランス感覚が、ものを言う。
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by inokumaphoto | 2009-01-28 23:34 | 風景
「ニンベン」に潜む往古からのゲンジツ

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漢字には「にんべん」と呼ばれる部首がある。

「にんべん」は、「人」という字を元にして作られたそうで、

「にんべん」を含む漢字には、人に関するものが多い。



この「にんべん」を含む漢字の中で、興味深い字を挙げてみる。

『人』の『夢』と書いて、『儚(はかな)い』。

『人』の『為』と書いて、『偽(いつわ)り』。

なるほど、漢字を作った人の中には皮肉屋がいたものだ、と思う。

そして、その皮肉のキレは、今も色あせていないな、とも思う。
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by inokumaphoto | 2009-01-27 19:53 | 文字
冬を飾る可憐な蝋細工

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写真は、「蝋梅(ロウバイ)」という花(正確には素心蝋梅)。

この蝋梅、名前の通り梅の仲間、と思ったら、そうではなくロウバイ科の植物。

また、名前の通りロウで出来ている、わけでもない。

でも、見た目は梅そっくりだし、質感のなめらかさも、まるでロウのようなので

この名前が付けられたのもうなずける。


その姿はまるで、冬の枯木に、精巧なロウ細工でデコレーションをしたかのよう。
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by inokumaphoto | 2009-01-26 21:49 | 木・花
信号色の木

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「緑」、「黄」、「赤」。

一本の木が、葉っぱで彩る信号色。
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by inokumaphoto | 2009-01-25 18:34 | 木・花
か細い糸に委ねられている現実

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誰もが当たり前に暮らしているこの世界。

実は、今にも切れそうな糸によって吊り支えられているものなのかもしれない。
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by inokumaphoto | 2009-01-24 13:00 | 風景
ひび割れた薄氷を照らす陽光

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厚さ1mmの薄い氷が、蒼の水辺を覆い尽くす。

陽に照らされて、ひび割れて、やがて消えゆく。

そこに映る不安定な形の陽は、瞬間々々で姿を変える。

壊れかけにしかない美しさが、そこにある。
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by inokumaphoto | 2009-01-23 19:29 | 風景
厳しい制約

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関係ないけど、僕は「標識」や「マンホール」の写真が大好き。
あの丸さや、四角さは見ていて飽きない。
まさに『癒し系』と呼べる存在。

でも、そんなことを口にすれば、変なやつ扱いされる。
こっちから見れば、標識の魅力が解らない方が不思議なのに。



以上、全ての価値は相対的だ、というお話でした。
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by inokumaphoto | 2009-01-22 21:31 | 標識