「自然」と「人工」という二つの単語がある。 どちらも人間が作った言葉、概念である。 使い方としては、「人工」は人間の手によって作られたもの。 「自然」は、「人工」に当てはまらないものである。 では、人間とは「自然」か「人工」か。 もちろん、一番最初の人間は自然から生まれたものだろう。 そうやって昔を辿っていけば、人間は「自然」の産物である。 人間は自分の作ったものを「人工」と呼んでいるが、 結局それは自然の営みの一部であるとも言える。 東京のコンクリートの森を歩いていると 人間の手が加えられていない、山奥の森との違いはなんだろうと考える。 写真で例えたら、感じたままにシャッターを切った写真と、 撮った写真をあれこれ加工して、自分好みの全く別物になった写真との違いだろうか。 僕は、どちらのタイプの写真も好きだ。 本当にいいものは、撮り方や加工の有無などとは無関係である。 「人工」と「自然」も、どちらが良くて、どちらが悪いなんて決められない。 写真と同じで、それは良い悪いとは関係ない。 もちろん「人工」と「自然」、僕はどちらも好きである。 *** 東京の近辺に住んでいると当たり前になり、あまり感じませんが この街はかなり特殊な街だと思います。 あの密集した町並み、圧倒的存在感を誇る巨大な建物の乱立。 他の地域ではなかなか見られません。 さらに、東京は古い部分も残しています。 今も江戸の空気を感じられる場所もあります。 そんな飽きの来ない街、「東京」を練り歩き、写真を撮っていくシリーズ。 それが「東京浪漫ウォーカー」です。 写真は「文京シビックセンター 25F」で撮ったもの。 地平線の彼方、中央に見えるちっちゃな光の点が新東京タワー「スカイツリー」、 右下は東京ドームシティの温泉テーマパーク「ラクーア」です。 #1/19 追記 シリーズ名を「東京浪漫ウォーカー」から「創生区・東京」に変更しました。 シリーズ:創生区・東京
by inokumaphoto
| 2010-01-14 20:11
| 風景
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Photo By Inokuma
シリーズ物
百種類の花の写真に、花言葉を添えて紹介するシリーズ。絵手紙風。 「写真とタイトルだけで意味を伝える」がコンセプト。でも、ときどき文も書きます。 沢山の人が住み、日々進化し続ける街。そして、昔ながらの人情、古い町並みも残す街。そんな、複雑な都市、東京の写真を載せていくシリーズ。 当ブログの、冬の風物詩(?)です。冬のちょっと寂しい木々の写真にHDR加工を使って、不思議な世界を演出します。 HDR(ハイダイナミックレンジ)という画像処理を使って加工した写真。街中写真が中心。文章がちょっと小難しい。 秋の紅葉の写真を集めたもの。「紅」とありますが、黄色い紅葉写真も含みます。 水泡を含んだ蜘蛛の巣を撮るシリーズ。綺麗さ重視。 リバースアダプターという特殊な器具を用いて撮った写真。超マクロ世界。不思議さ重視。 紫陽花の写真を集めたもの。憂鬱なる梅雨の癒し。 ちょっとしたお気に入り写真を集めたもの。なぜか、あまり共感を得られません。 |
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